各地の被害状況に拠りますが、公共交通機関の完全復旧までには安全確認作業などの日数が必要です。 |
道路は消防車や救急車、救援物資の輸送車などが順調に走行できるよう、なるべくマイカーの使用を自粛し、徒歩や自転車で移動しましょう。 |
|
|
1995年に発生した阪神淡路大震災の被災地は、都市部を直撃され、道路・鉄道などの交通基盤に甚大なる被害を受けました。
震災直後からバス・電車といった公共交通機関は動かず、また、道路は建物の倒壊や落下物などがひどかったため、自動車での移動も制限を受ける状況でした。
この状況下、罹災者の方々の移動手段として大活躍した乗り物が自転車だったのです(近畿地方整備局 リ・サイクルのコラム 「震災と自転車」 より)。 食料品の買い出し、親戚・知人との連絡、配給物資の受け取り、また、通勤やボランティア活動にも自転車という移動手段が役立ったようです。
しかしながら、前述の通り、落下物などで荒れた路面を走行すればパンクしがちに。神戸市東灘区の消防署がホームページに掲載する 「震災時のサバイバルパッケージ」 には次のようなアドバイスが寄せられています。
バイクや自転車の走行には、必ずタイヤの空気入れや簡易式のパンク修理セットを携帯することをすすめます。路面への落下物で状態が非常に悪いので、必ずといっていいほどパンクします。
パンクしたからといって乗り合わせる公共交通機関は、まず動いていません。 |
パンクすることが予想されるのだったら、初めから 「パンクしない自転車」 にしておけばいいのです。普段使いの自転車がリペアムゲル加工を施したパンクレス自転車であれば、災害時にはそれが即・便利で安心な移動手段になるというわけです。
「防災グッズ」 というと、銀色の袋にラジオや懐中電灯、ヘルメット、乾パン、水などを詰め込んだ 「そのために特別に準備したもの」 というイメージがあると思いますが、普段の生活の中で利用しているものが、いざという時に便利な防災グッズになるなら、それほど気負うことなく準備しておけるのではないでしょうか。
「災害時移動用自転車」 などと仰々しい名前もありますが、普通の自転車でいいのです。もしかすると今お隣さんが乗っている自転車もすでに 「災害時移動用自転車」
に変身しているかもしれませんね。
「備えあれば憂い無し」
普段のパンクの心配も無し。空気抜けの面倒も無し。そして災害時の移動手段確保。まさに備えあれば憂い無しです。
<地方自治体、企業団体などで防災備蓄用の自転車を管理される皆さまへ>
自転車を備蓄倉庫に保管している間にどうしても空気が抜けてしまいますので、いざという時に、まず空気入れから始めることになってしまいます。
防災週間など定期点検をする際、自転車の整備とともにリペアムゲルのパンクレス加工をしておいてはいかがでしょうか。 |
自転車だけではなく、車いすのタイヤも同様です。是非車いすにもリペアムゲルのパンクレス加工をお勧めします。
<病院、介護施設などで多くの車いすを所有される皆さまへ>
災害発生時など、多くの患者さんや施設利用者が車いすで避難せざるを得ない状況も考えられます。タイヤがパンクして患者さんが動けない、パンクで転倒して怪我を負ってしまうなど二次的被害を回避できるよう、エアタイヤをリペアムゲルのパンクしないタイヤへ移行させるようご検討されてはいかがでしょうか。 |
page top↑
|