■BUILD.一貫VI
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プレミアムモードは、次の便利なオプション機能の総称です。各機能を使用するには、
トータルメンテナンス(ゴールド)のご契約
が必要です。
3D表示モード
BIM対応(ST-Bridge変換)
計算書と入力データをストック
連続計算機能
保有水平耐力計算のマルチスレッド対応
新規作成時の部材自動配置機能
部材レベルの立体モデルによる固有値解析
部材レベルの立体モデルによる地震応答解析(ベータ版
)
それぞれの機能概要を以下に示します。
3D表示モード
3D表示モードでは、壁開口や小梁まで表示できます。データの入力の途中でも表示することができ、入力ミスを削減できます。また、マウス操作で視点位置を高速に移動でき、建物の内部に視点を移すウォークスルー表示も可能で、プレゼンにも効果を発揮します。
【RC造の表示例】
【S造の表示例】
計算結果の図化表示として、3D変位図を表示することができます。保有水平耐力計算時の荷重増分解析については、1ステップごとに変位を確認でき、1ステップ〜最終ステップまでをアニメーションで表示することも可能です。アニメーションにより、メカニズムまでの変形のイメージがつかみやすくなります。
【3D変位図の表示例】
3Dヒンジ発生図も表示することができます。ヒンジの発生状況を1ステップごとに確認したり、アニメーションで表示することもできます。選択した通りや階だけを表示することも可能で、複雑な建物の場合に、変形のイメージがつかみ易くなります。
【3Dヒンジ発生図の表示例】
BIM対応(ST-Bridge変換)
BIM対応として、ST-Bridge変換の機能があります。この機能を使うことで、「BUILD.一貫VI
」のデータをBIMソフトで活用することができます。
ST-Bridgeとは、
一般社団法人building SMART Japanの構造分科会
で進められている日本国内の建築構造分野での情報交換のための標準フォーマットで、多くのBIMソフトが対応しています。
「BUILD.一貫VI」のデータをST-Bridgeファイル(Ver.1.4)にエクスポートすることができます。インポートに関しては、建物基本形状についてベータ版として提供しています。
ST-Bridgeを用いて、3Dモデルで鉄筋の納まりや干渉等を確認しながら配筋設計を行える「現場ナビ3D鉄筋」については、
特設サイト
をご参照下さい。
【BIM対応の連携図】
計算書と入力データをストック
計算後の計算書と入力データに名前を付けて、現在の物件の中にバックアップしてストックすることができます。物件を新たに追加しないで、計算条件を少しだけ変えた計算書を複数保管したり、同時に表示して比較したりすることが可能です。
ストックできる数に制限はありません。また、ストックしたデータは、復元を行うことで、再編集したり、再計算することができます。
【計算書の複数同時表示】
連続計算機能
複数の物件の計算実行を一度に指定できる機能です。条件を少しずつ変えて、複数ケースのシミュレーションを行いたい場合などに有用です。
お昼休みや外出時など、席を離れる前に実行すると便利です。
保有水平耐力計算のマルチスレッド対応
マルチスレッドとは、一つのコンピュータプログラムを実行する際に、複数の処理を並行して進める機能です。この機能を利用して保有水平耐力計算の荷重増分解析実行時に、X方向の正加力・負加力、Y方向の正加力・負加力の4ケースを並行して計算できるようになります。
CPUやCPUコアが複数あるコンピュータでこの機能を利用できます。
短縮される時間は建物の規模やPCの動作環境によって異なります。以下はCPUがCore i5(第3世代)での例です。最新のCPUでなくても解析時間を短縮することができ、
最新のCPUを使用した場合は、さらに2倍以上の短縮が可能です。
【S造 15スパン×45スパン×3階】
【RC造 13スパン×25スパン×8階】
新規作成時の部材自動配置機能
データの新規作成時に、部材リストを定義せずに、グリッド上に柱と梁を規則性のある符号で自動配置します。マンションやビルタイプの形状の場合に、データ入力時間の軽減に繋げることができます。
部材レベルの立体モデルによる固有値解析
「BUILD.一貫VI」の固有値解析は、部材レベルで節点ごとに自由度を持ちます。一連構造計算プログラムにおいて部材レベルの固有値解析を行えるのは「BUILD.一貫VI」だけです。
3Dモード図は、次数ごとに切り替えて表示できます。表示される図はモード形と呼ばれ、自由振動の様子を表しています。アニメーション表示することで、その様子を視覚的にわかりやすく確認することができます。
【3Dモード図】
部材レベルの立体モデルによる地震応答解析(ベータ版)
部材レベルの地震応答解析を行う機能です。弾塑性の応答解析等の全ての機能が完成してから正式な製品となりますが、トータルメンテナンス(ゴールド)を契約いただいているお客様を対象とし、弾性の応答解析をベータ版として公開しています。「BUILD.一貫VI
」のデータがあれば、計算条件として地震波形を設定するだけで部材レベルの地震応答解析を行うことができます。
結果は、変位図やグラフで応答を確認することができます。変位図をアニメーションで表示することで、建物が揺れる様子を視覚的にわかりやすく確認することが可能です。
【簡単に地震応答解析が可能】
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