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■BUILD.一貫VI 資料請求
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許容応力度・保有水平耐力・一貫構造計算プログラム


BUILD.一貫VI(ロゴ)


  • 「BUILD.一貫VI」は、「2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書」に対応した立体解析一貫構造計算プログラムです。
  • 主たる構造種別がS造・RC造・SRC造の建築物及びこれらの混在した建築物について、準備計算、応力計算、断面計算、そして保有水平耐力計算までを一貫計算します。
  • 入力画面に補足説明や図を盛り込み、計算結果のエラーメッセージに対して根拠となっている法令・基規準や対応方法をその場で確認できます。初心者でも安心してお使いいただけます。
  • 階数制限を設けた低層版や構造種別をS造に限定した低価格製品も用意し、機能と価格のバランスを重視したコストパフォーマンスに優れた製品です。





■ BUILD.一貫シリーズの歴史

立体解析による一連計算プログラムのパイオニア

  • 本プログラムの初期においては、許容応力度計算の一連計算プログラムとして「BUILD.一貫」の名称で平成3年に、一般財団法人日本建築センターの電算プログラム評定を取得し、パーソナルコンピュータにおける一連計算プログラムで、初めて立体解析を採用した実績があります。
  • その後、機能拡張により「BUILD.一貫II」「BUILD.一貫2000」と名称を改め、さらに保有水平耐力計算プログラムの「BUILD.LP2000」と連動して、許容応力度計算から保有水平耐力計算までを一連処理できるように改良しました。プログラム名称もこれらを一体化し「BUILD.一貫III」と呼称して、平成15年に電算プログラムの性能評価および大臣認定を取得しました。
  • 「BUILD.一貫IV+」では、平成19年6月20日施行の改正建築基準法に対応。「BUILD.一貫V」では、新しい大臣認定の仕様を盛り込み性能評価を取得し、「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」にも対応しました。また、部材レベルの立体モデルによる固有値解析と地震応答解析機能も追加しました。
  • 最新バージョンとなる「BUILD.一貫VI」は、「2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書」に対応し、リボンインターフェースの採用、解析速度の高速化、ユーザーの方からの機能拡張要望の反映、杭の保有水平耐力計算機能のアドオン化等、機能と価格のバランスを重視したコストパフォーマンスに優れた製品としました。
3D表示モード


■ 立体解析により複雑な形状の建物にも対応

対応する建物形状
  • 節点の移動や同一化により、複雑な形状の建物にも対応します。斜め軸、中折れフレーム、交差梁、格子梁、隅切など平面形状を扱い、小梁は5次床組まで設定可能です。
  • 立面形状では、傾斜柱、傾斜梁の他、多階にわたる柱、ブレース、雑壁に対応しています。中間階に節点がない場合は、多階にわたる耐震壁も配置することができます。
  • 平面形状やセットバック柱に関する15度の制限はありません。
対応している建物形状(伏図) 対応している建物形状(軸図)
1.中折れフレーム
2.交差大梁
3.2次〜5次小梁
4.交差小梁
5.小梁上の雑壁
6.スパン途中の片持床
7.片持ち小梁付き片持床
8.左右で出の長さが異なる片持ち床

9.出隅床・入隅床
10.隅切床

11.傾斜柱
12.傾斜大梁
13.傾斜片持ち梁

14.多階にわたる柱
15.多スパン梁・壁・床組
16.下階の柱抜け
17.片持梁上の壁

18.スリット壁
19.多階にわたるブレース
20.多階にわたる雑壁
21.多階にわたる耐震壁(中間階に節点がない場合)
  • スロープ形状に対応しています。傾斜梁と傾斜柱による立面的な節点同一化ができ、下図のような形状の入力が可能です。
     立面上での節点同一化<梁> 立面上での節点同一化<柱> 
     図をクリックすると拡大表示します
  • スキップフロアに対応しています。下図のように中間階がある建物等でフロア(階名)としては独立したフロアですが、同一階とみなせる指定をすることで同一層として扱い、偏心率・剛性率・保有水平耐力計算等でも、同一層として集計・出力することが可能です。
    スキップフロア対応
     図をクリックすると拡大表示します
  • ダミー部材(剛性や耐力を無視したモデル化のための専用の部材)の取り扱いが可能です。
  • 壁の開口は、一つの壁に対して6個まで入力できます。

使用材料

多様な断面形状に対応
  • 梁部材で扱える形状は以下の図の通りです。みぞ形鋼は許容応力度計算までの対応となります。
    梁形状
  • 柱部材では、S造、RC造、SRC造の他、CFT造を指定することができます。扱える柱の形状は以下の図の通りです。
    柱形状
  • 扱えるブレースの形状は以下の図の通りです。丸鋼、JISターンバックル、断面性能の直接入力も扱えます。
    ブレースの形状
  • 扱える鉛直ブレースのタイプは以下の図の通りです。K形ブレースは、中間に仮の通りを設けなくても配置ができます。
    ブレースタイプ
  • 解析モデルにおける鉛直ブレースの取り付き位置を梁天端にすることができます。
    ブレースの取り付き位置
  • 主筋径を2種類入力することができます。
  • 基礎梁は3段筋に対応しています。
  • RC・SRC造の柱で寄筋(2段筋)を考慮できます。
  • RC造柱の芯鉄筋に対応しています。
    取り扱える鉄筋
  • S造の継手はSCSS-H97の記号で入力できます。
  • S造では軽量H形鉄骨にも対応しています。
  • 特殊なコンクリートや鉄筋材料に対応できるように、許容応力度等の各種定数を直接入力することができます。
  • 特殊な鉄骨材料に対応できるように、基準強度や引張り強さ等を直接入力することができます。

柱の向きは斜め軸にも対応

  • 複雑な平面となって柱の主軸が基準軸とずれても、柱の主軸は自由に回転配置可能。
  • 応力は柱主軸に対して計算を行なうので補正の必要なく断面計算及びリストの作成をすることができます。
柱の向きは斜め軸にも対応

水平荷重時の加力方向は任意

  • 水平荷重時の加力方向は基準軸のXY各方向の他に任意の方向から加力することができます。
  • 高層の建物を計算する場合45°方向から加力し、コーナーの柱の検討を行なう必要があります。複雑な平面の場合は、いくつかの方向からの加力の必要があります。このような場合でも簡単に再計算することができます。
水平荷重時の加力方向は任意

ツインタワー・剛床解除に対応

  • ツインタワーの解析ができます。剛床を2つ持つことにより独立な挙動を示す部分が設定できます。
  • 吹き抜けや山形ラーメンの建物では、剛床解除節点を指定することにより、剛床とは無関係な床を部分的に設定することができます。また、床ブレースを考慮することが可能です。
ツインタワー・剛床解除に対応


■ 杭基礎関連の解析機能を追加可能

杭およびフーチングの断面計算
  • 「BUILD.一貫・杭一体解析オプション」を追加することにより、「BUILD.一貫VI」の中で杭基礎を扱うことができます。
  • 解析モデルは「上部構造と杭基礎の一体モデル」と「杭基礎の分離モデル」を選択できます。
  • 「上部構造と杭基礎の一体モデル」では基礎梁がないシステム建築などの杭基礎工法にも対応でき、保有水平耐力計算まで対応しています。
  • 「杭基礎の分離モデル」では偏心杭の処理と杭頭モーメントを反映させた基礎梁の断面計算を行うことができます。また、施工時の杭心ずれを事前に検討することも可能です。
  • 計算結果は、「BUILD.一貫VI」の計算書の中に出力されます。
  • 「BUILD.一貫・杭一体解析オプション」は「BUILD.一貫VI」内の機能であるため、単独で使用することはできません。

杭の保有水平耐力計算
  • 「BUILD.杭保有」を追加することにより、「BUILD.一貫VI」の中で杭の保有水平耐力計算を行うことができます。
  • 「BUILD.一貫・杭一体解析オプション」の「上部構造と杭基礎の分離モデル」で計算を行っている場合は、必要保有水平耐力の自動計算も行うことができます。
  • 計算結果は、「BUILD.一貫VI」の計算書とは別に単独で出力されます。
  • 入力画面を杭の保有水平耐力計算に特化した画面に切り替えることも可能です。
  • 市販の一貫構造計算プログラムで杭の保有水平耐力計算を行えるのは「BUILD.一貫VI」だけです。
  • 「BUILD.杭保有」は単独でも使用することができます。その場合は、上部構造を入力せずに杭のみを配置し、軸力等のデータを直接入力することになります。






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