廃食用油の現状
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日本では現在推定される廃食用油は、業務用・家庭用合わせて約40トンです。そのうち、業者回収がレストラン・ホテル・給食センター等から回収できているのは約20トンです。残り20トンの大部分は家庭から排出されており、燃えるゴミとして固めて捨てられたり、一部はそのまま川に流されているのが現状です。BDFは、てんぷらや揚げ物を揚げた後に発生する植物性廃食用油を精製し、軽油に代わる燃料としてディーゼル車を走らそうというものです。
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てんぷら油はゴミじゃない
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普段、何気なく「てんぷら油」を生活排水に流したり、固めてゴミと一緒に捨てていませんか?
大さじ一杯の「てんぷら油」を川に流すと、魚が住める環境に戻すために300リットルのきれいな水が必要です。「てんぷら油」は回収してリサイクルすると、なんとディーゼル車の燃料として貴重な資源に生まれ変わります。今までゴミにしていた100リットルの廃食用油から約90リットルの燃料ができます。 |
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BDFの特徴
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1. |
化石燃料を使わずに、ディーゼルエンジンを動かせます。 |
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2. |
多くの疾病原因とされている黒煙は、軽油と比較して約3分の1です。 |
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3. |
硫黄酸化物はほとんどありません。 |
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4. |
ディーゼル車など、軽油を燃料とした車両に改造せずにそのまま使用できます。特別な仕様変更する必要はありません。 |
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5. |
軽油と同等の燃費と走行性です。 |
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6. |
再生可能な植物エネルギーであるため、二酸化炭素を増やすことにはならず、地球温暖化防止に役立ちます。 |
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