1枚の絵から木の葉を揺らす風を聴き、花々の香りを楽しむ

SEBIJI ART 

 

 

 

 

 

バリの額にはいろいろな形がありますが、一般的に売られている絵画の額装(絵をどのように額に納めているのか)は、絵(紙材やキャンバス)を痛めてしまうものが多いのが現状です。でもバリの絵はやはりバリの木彫りの額が似合うものが多いと思っています。

そこで!バリ絵画を大切にでき、より長く楽しんで頂けることを考え、下記のように紙材の絵画、キャンバスの絵画について手を加えています。

紙材の絵画には中性紙(絵の変質を防ぐ)のマットを使用し、裏にピタックという絵の固定シールでマットに固定し、絵を取り外すことができるようにしました。*額を変えたり、のちのち絵を他の絵にしたりすることができます。

キャンバスの絵画の場合は、木枠に錆びてしまう釘で打ち付けられたものを釘を抜き、キャンバスをステンレス製のキャンバスタックに替えました。額に直接キャンバスを入れ、錆びてしまう釘で固定していたものをガラス板かアクリル板で保護し、一般的な油彩額にあるドロ足と呼ばれるものを作って額裏につけ、裏に合板(耐久性が高く、木材特有の反りや乾燥割れなどの癖が少ないMDFボード)を入れ、トンボで留めました。

それぞれの絵の額装には違いがあります。購入時の状態や絵によって良いと思われた額装をしていますので商品詳細でご確認下さい。

木彫りの額は、すべて職人が手で彫っています。よく見ると左右の模様のずれ、違いがあったり、少々傷があったり塗装にムラがあったりもします。気になる方には気になるかもしれません。ひとつひとつの額は全く同じものがなく個性があります。(*気になる方は絵のみの販売も可能です。価格は5〜10%引きで賜ります。)

 

 

 

紙材の場合

 

 バリの額装

工夫して替えた額装部分

 

  • 絵は色画用紙をマットにしてテープ固定(絵画用だったりセロテープだったりいろいろです)
  • ガラス板(大きめの絵はアクリル板にしています)が入り、その上に絵、そしてベニア板が入り、左の写真のように錆びる釘で固定されていました。

 

 

  • 中性紙マットにしました
  • マットの裏に角をとめるピタックというシールを使って絵を固定
  • ベニア板をはめこんでトンボで留めました。
  • 絵とベニア板の隙間には緩衝材として板ダンボール紙を入れています。
  • 釘を抜いたところは跡が少々残っています。

 

 

 

 

キャンバスの場合

 

 バリの額装

工夫して替えた額装部分

 

  • キャンバスは左上の写真のように錆びてしまうタッカーか錆びてしまう釘で留めてあるのがフツウです。
  • キャンバスを額に入れ、左下写真のように釘で打ち付けられているのがフツウです。

 

  • 左上キャンバスを張ってとめている釘やタッカーを外してステンレス製のキャンバスタックに替えました。キャンバスには釘やタッカーの跡で錆びが残っている場合が殆どですのでご了承ください。
  • キャンバスの枠はバリで購入したものをそのまま使用しています。少々ゆがみがあったりと質が良いとは言えないものが殆どです。その点をご了承ください。
  • 左下の写真のように額に入れ、MDF合板をはめこみ、トンボで固定し、キャンバスの出し入れができるようにしました。