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準備段階その1 建物は「BUILD.一貫V」のデータを流用する |
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上部構造の建物データが必要です。「BUILD.一貫V」で一次設計まで流れたデータがあれば、変更なしで免震構造の上部構造データとして利用することができます。
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2. |
準備段階その2 免震装置とダンパーを配置 |
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免震層の各積層ゴムに生じる軸力より、積層ゴムの径を決定し、積層ゴムとダンパーを配置します。 |
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以上で初期データの作成は終了です。以降はプログラムの自動処理の説明です。 |
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3. |
「BUILD.一貫免震オプション」のプログラムによる一連計算のフロー |
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(1) |
上部構造の計算が始まり、建物重量や支点反力を計算します。 |
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(2) |
免震層の応答水平変位を限界耐力計算に準じた方法にて求めます。 |
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(3) |
上部構造の設計用せん断力を算定します。 |
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(4) |
長期、地震時等の応力解析を行います。 |
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(5) |
p-δ効果による付加曲げモーメントを算出し、上部構造の最下階の梁に作用させます。 |
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(6) |
(4)に戻り(5)の付加曲げモーメントを新たに作用させて応力解析を再実行。(5)における軸力p(上部構造からの反力)が安定するまで(4)と(5)の収れん計算を繰り返し実行します。 |
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(7) |
免震装置に作用する軸力が収れんしたら、その軸力を用いて免震装置の安全性を確認します。積層ゴムに働く軸力と水平変位が下図の「設計で用いる範囲」内にあるかを確認します。 |
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(8) |
ダンパーの量が適切かを確認します。下表の「包絡解析法による免震層の応答値」により、適切なダンパー量であるか確認し、ダンパーの量を調整します。ダンパーの配置は免震層の偏心率(0.03以下)に留意して行います。 |
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(9) |
上部構造の許容応力度計算。Cri分布による層せん断力と付加曲げモーメントを考慮した解析結果をもとに許容応力度計算を行います。 |
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(10) |
上部構造と下部構造の検定が満足しない場合は、部材断面や免震装置及びダンパーを変更して再度計算実行を行ないます。
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※ 写真及び図は(株)ブリヂストン、オイレス工業(株)、昭和電線電纜(株)様よりご提供頂きました。 |