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構造計算を楽しくする新製品「BUILD.一貫V」 < 第3弾・楽楽モードのコンセプト >
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楽楽(らくらく)モード』のコンセプト


「BUILD.一貫V」プレミアムモードで提供される機能『楽楽モード』のコンセプトについてお知らせします。

「楽楽モード」とは、計算実行するための入力データを短時間で作り出し、直ちに設計行為に入ることができ、さらに設計行為を支援する環境を提供することも目指した入力・設計アシスト機能です。

構造設計業務は確認申請する直前の最後の設計業務であるため、時間的にどうしても急がされる傾向にあります。たとえ短期間という厳しい時間制限が入ったとしても、構造設計者は建物の耐震性能に関して重責が課せられており、手抜きはもちろんのこと設計ミスも許されません。

このような状況下においても、与えられた最小の時間で建築主が望む耐震性能を導き出すことができることをコンセプトとして作られたのが「楽楽モード」です。

楽楽モードの実行画面
 【楽楽モードの実行画面】


「楽楽モード」は、入力の手間を最小にして構造設計者が本来の設計行為に多くの時間を割けるだけでなく、設計途中のシミュレーションも容易にできるという、効率的で充実したシミュレーション環境を提供します。

断面リスト等の入力データの作成に時間を取られることなく、初期断面を自動算出して、直ちに設計行為という構造技術を最高に発揮する場面に入ることができるため、構造設計の熟練者にとっては、余計な手間がなく、本来の設計行為に集中できる点で手放せない機能となります。

構造設計を習得中の方にとっては、設計途中の段階で様々なシミュレーションをして、応力の変化や断面の変化を感じ取ることができたり、時には予想外の断面サイズにたどり着く等、新たな発見にも遭遇し、構造設計の感覚を磨くことができる機能となります。

「楽楽モード」は自動設計プログラムではありません。初期断面としては参考になるものを提供しますが、それを設計とは呼びません。これをどう磨き価値あるものに仕上げることができるかは、構造設計者の設計行為にかかっています。

ソフトにより便利な環境を提供できても、あくまでもソフトは道具であり主体性はありません。ソフトを操る人が熟練者なら切れ味のよい結果を導き出せ、操る人に技術が伴わなければ、構造設計は奥が深いだけにどうすることもできません。

「楽楽モード」は構造設計の熟練者の方や、さらなる腕を磨こうとする方に有用な機能となりえるものです。
構造設計者が楽しくて笑顔になれる道具としての進化を続けたいと考えます。


「楽楽モード」の「楽楽」とは、入力データの作成に手間を掛けずに様々なシミュレーションが“気楽に”でき、そこから設計のノウハウをも習得できたり、熟練者なら匠の技を存分に発揮できて“楽しみながら”構造設計がはかどることをイメージして表現したものです。



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