熟成度修正
宅地見込地の鑑定評価において行う鑑定作業であり、価格時点において宅地開発に着手する客観的な状況が
整っていない場合に、それが整うまでの待機期間に伴う危険性を考慮して行う修正をいう。
熟成度修正を必要とする例としては以下の場合がある。
1. 大工場が建設中であり、当該向上が稼動しないと宅地の需要が期待できない場合。
2. 上下水道の完成が数年後であり、それが完成しないと開発許可が得られない場合。
3. 交通機関が未整備で、数年後に鉄道が開通する予定(現在建設中)の地域において、開通時時点を目途に事業竣工を図るのが妥当と判断される場合。
4. 取得時点において、宅地の需要が期待できないので、数年保有しなければならない場合。
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