個別分析
対象不動産の個別的要因が対象不動産の利用形態と価格形成についてどのような影響力を
持っているかを分析してその最有効使用を判定することをいう。
不動産の価格は、その不動産の最有効使用を前提として把握される価格を標準として
形成されるものであるから、不動産の鑑定評価にあたっては対象不動産の最有効使用を
判定する必要がある。
なお、個々の不動産の最有効使用は、一般に近隣地域の地域の特性の制約下にあるので、
個別分析にあたっては、特に近隣地域に存する不動産の標準的使用との相互関係を
明らかにすることが必要である。
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