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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.341 フィルターの新ニーズと市場展望

 2025年11月刊行  定価:98,000円(税込み107,800円)      B5判 210ページ     
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<刊行のねらい> M&Aを促す蓄積技術の競争力

  1. フィルターは用途が広く、それぞれの用途に固有の濾過技術がある。フィルター各社には独自の技術蓄積があり、それが事業基盤になっており、 競争力でもある。このためフィルターメーカーが新しい市場に進出することは難しく、時にはM&Aが用いられることもある。日本バイリーンによる 忍足研究所の買収、ヤマシンフィルタのアクシー買収、日本毛織によるフジコー、カンキョーテクノ、呉羽テックの買収は、独自進出の難しさを 物語っているといえる。
  2. フィルターは高捕集率、低圧力損失、長寿命をめぐって開発が進められているが、現在は開発の難易度が高くなっている。スラリー濾過の多層構造濾材、 ゲル捕捉用の高空隙濾材、トルマリン添加による電荷保持濾材、PFASフリー撥水濾材など、高度な技術を駆使した製品開発が進められている。その背景 には電極スラリー、CMPスラリーの需要拡大や、JIS規格の除電処理、世界のPFAS規制などがあり、半導体、電池、環境規制がフィルターの開発を促している。
  3. 当センターはこれまでにフィルターに関するレポートを数多く刊行し、好評を博してきた。本レポートはエアフィルター、液体フィルター、ケミカル フィルター、バグフィルターを正面から取り上げたもので、長年にわたって利用いただいている定番シリーズである。本書は現在の市場を改めて精査し、 最新レポートとして刊行したものである。

<目  次>                       見本ページ

1. フィルターの製品開発と市場動向
 1−1 フィルターのニーズと製品展開
  1−1−1 フィルターのニーズと開発要素
  1−1−2 フィルターの使用目的と用途展開
 1−2 フィルター市場の最新動向
  1−2−1 半導体の製造用フィルター
   (1) 拡大する世界の半導体工場建設
   (2) 日本の半導体工場建設状況
   (3) 半導体用フィルターの種類と市場
  1−2−2 リチウムイオン電池(LiB)用フィルター
   (1) 世界のEV・PHEV需要動向
   (2) 日本のLiB生産動向(車載用、民生用)
   (3) LiB生産用フィルターの種類と市場
  1−2−3 PFASの除去技術
   (1) 世界のPFAS規制状況
   (2) 汚染水のPFAS除去技術
    ①活性炭 ②イオン交換樹脂 ③NF/RO膜
 1−3 フィルターの濾材・製品開発
  1−3−1 フィルターの新製品開発動向
   (1) 空調機器用紛体除去フィルター(日本無機)
   (2) 電界フィルター(三菱化工機/名古屋大学)
   (3) 高温集塵フィルター(日本スピンドル製造)
   (4) PFASフリー撥水加工濾材(北越コーポレーション)
  1−3−2 メルトブロー不織布の濾材開発
   (1) 混繊メルトブロー不織布と長寿命濾材
   (2) 高粘度流体と嵩高メルトブロー不織布
   (3) 帯電加工の高性能濾材
   (4) バイオマス樹脂のメルトブロー不織布
 1−4 ナノファイバーフィルターの製品展開
  1−4−1 ナノファイバー濾材の濾過性能
  1−4−2 ナノファイバーの種類と製法
  1−4−3 HEPAフィルターの濾材比較
    ①ガラス繊維紙 ②ナノファイバー不織布
    ③PTFE膜 ④エレクトレット不織布
  1−4−4 ナノファイバー濾材の開発状況
    ①繊維径の均一化 ②耐久性向上、他
  1−4−5 ナノファイバーフィルターの商品展開
  1−4−6 ナノファイバーフィルターの市場展望
 1−5 フィルターの需要動向と市場規模
  1−5−1 各種フィルターの需要量と展望
  1−5−2 各種フィルターの製品別市場規模
    ①エアフィルター ②バグフィルター
    ③液体フィルター ④自動車用フィルター、他
2. エアフィルター
 2−1 空気清浄装置とフィルターの種類
  2−1−1 自動巻取型フィルター
  2−1−2 ユニット・パネル型フィルター
 2−2 エアフィルターの濾過機構と性能
  2−2−1 エアフィルターの濾過機構
  2−2−2 エアフィルターの性能と規格
   (1) エアフィルターの性能分類と捕集効率
   (2) 粗塵用・中高性能フィルターの性能規格
   (3) エアフィルターのJIS規格(JIS B9908)
  2−2−3 濾材の種類と高性能化
   (1) 各種フィルターの濾材仕様
   (2) エアフィルターの高性能化
 2−3 エアフィルターの用途と空調システム
  2−3−1 ビル空調用フィルター
   (1) 建築物の空気管理基準(ビル管理法)
   (2) ビルの空調方式とフィルターの種類
   (3) 各種空調機器の出荷量
  2−3−2 自動車塗装ブース用フィルター
   (1) 塗装ブースのフィルター適用部位
   (2) フィルターの種類と機能
   (3) 紛体塗料回収システムとフィルター
 2−4 エアフィルターのマーケット動向
  2−4−1 エアフィルターの需要量と市場規模
    ①粗塵(パネル型、自動巻取型) ②HEPA/ULPA
    ③中・高性能(標準、小型、袋型) ④ケミカル
    ⑤ビル空調用 ⑥産業空調用 ⑦その他
  2−4−2 エアフィルターの濾材動向
   (1) 各種フィルターの濾材使用量
   (2) フィルター別の各種濾材消費量
    ①不織布 ②エレクトレット不織布
    ③ガラス繊維紙・マット ④PTFE膜
   (3) 不織布の品種別消費量
    ①メルトブロー(帯電、非帯電) ②補強用
    ③ケミカルボンド ④スパンボンド
  2−4−3 濾材メーカーの生産量と動向
   (1) 不織布濾材メーカーの生産量とシェア
    ①日本バイリーン ②タピルス ③クラレ
    ④金井重要工業 ⑤東洋紡エムシー
    ⑥倉敷繊維加工 ⑦東レ・ファインケミカル、他
   (2) ガラス繊維濾材メーカーの生産量とシェア
    ①北越コーポレーション ②輸入品、他
  2−4−4 ビル空調用フィルターの流通形態
  2−4−5 エアフィルターの市場展望
 2−5 HEPA/ULPAフィルター
  2−5−1 クリーンルームの清浄度とフィルター
   (1) クリーンルームの用途と清浄度
   (2) 空調方式の変化とフィルターの需要
   (3) クリーンルーム用フィルターの種類
  2−5−2 HEPA/ULPAフィルターの種類と性能
   (1) HEPA/ULPAフィルターの性能(ISOクラス)
   (2) HEPA/ULPAフィルターの構造と濾材
   (3) 半導体製造、FPDの清浄度とフィルター
  2−5−3 HEPA/ULPAフィルターの需要動向
   (1) 半導体の市場動向
   (2) クリーンルーム用フィルターの需要量と市場規模
   (3) HEPA/ULPAフィルターの需要量と推移
    ①ICR用 ②BCR用 ③新規需要 ④取替需要
  2−5−4 HEPA/ULPAフィルターのメーカー動向
   (1) フィルター各社の販売量とシェア
    ①日本無機 ②ケンブリッジフィルター ③ニッタ
    ④忍足研究所 ⑤進和テック ⑥日本エアーテック
    ⑦パナソニックエコシステムズ ⑧その他
   (2) 濾材メーカーの販売量
    ①北越コーポレーション ②ダイキン工業、他
 2−6 エレクトレットフィルター
  2−6−1 エレクトレットフィルターの濾過機構
   (1) エレクトレット化法と濾過性能
   (2) エレクトレット濾材の電荷消失と対応技術
    ①JIS規格の除電処理と濾過性能
    ②トルマリン微粒子添加による性能保持
  2−6−2 エレクトレット不織布の用途
   (1) エレクトレット不織布の種類と特性
   (2) エレクトレット不織布のメーカーと用途
3. ケミカルフィルター
 3−1 ケミカル汚染とケミカルフィルター
  3−1−1 クリーンルームの粒子・ケミカル汚染物質
  3−1−2 ケミカル汚染と対策
  3−1−3 ケミカルフィルターの商品全覧  
 
 メーカー、商品名、対象ガス、吸着剤、
 担体、フィルターの構成、その他     
 
 3−2 ケミカルフィルターの製品開発
  3−2−1 ケミカルフィルターの要求特性
  3−2−2 ケミカルフィルターの濾材と構造
   (1) ガス状汚染物質の吸着・除去材料
   (2) ケミカルフィルターの濾材構造と製品
   (3) SV値の目安
  3−2−3 ケミカルフィルターの設置場所
 3−3 フィルターメーカーの商品開発と展開状況
    ①ピュアテック ②ケンブリッジフィルター
    ③進和テック ④日本無機 ⑤日本バイリーン
    ⑥忍足研究所 ⑦ダン・タクマ ⑧ニチアス
    ⑨イー・シー・イー ⑩ニッタ ⑪アクシー
    ⑫カンキョーテクノ ⑬その他
 3−4 ケミカルフィルターの市場動向
  3−4−1 ケミカルフィルターの需要量と市場規模
  3−4−2 一般用ケミカルフィルターの用途展開
4. 液体フィルター
 4−1 液体フィルターの用途と濾過システム
  4−1−1 液体フィルターの分類と濾過機構
   (1) 液体フィルターの分類
   (2) 液体フィルターの濾過機構
  4−1−2 液体フィルターの用途
 4−2 液体カートリッジフィルター
  4−2−1 カートリッジフィルターの種類と商品
   (1) カートリッジフィルターの濾過方式
   (2) カートリッジフィルターの構造と濾材
    ①糸巻き ②不織布・繊維積層 ③表面濾過
   (3) 金属製カートリッジフィルター
   (4) 高流量カートリッジフィルター
   (5) スラリー濾過用カートリッジフィルター
   (6) ゲル除去カートリッジフィルター
   (7) カプセルカートリッジフィルター
  4−2−2 カートリッジフィルターの価格
  4−2−3 カートリッジフィルターの市場動向
   (1) 各種フィルターの市場規模(金額ベース)
    ①メンブレン ②糸巻き ③繊維・樹脂成形
    ④不織布・濾紙プリーツ ⑤金属系
   (2) 各種フィルターの用途別需要量(本数ベース)
  4−2−4 カートリッジフィルターのメーカー動向
 4−3 分離膜フィルター
  4−3−1 膜分離法の種類
  4−3−2 高分子膜の機能と製品
   (1) 高分子膜の機能分類と素材(MF、UF、NF、RO)
   (2) 高分子膜の膜構造(非対称膜、複合膜)
   (3) 膜モジュールの形態
   (4) 高分子膜の濾過方式(デッドエンド、クロスフロー)
  4−3−3 分離膜の用途
  4−3−4 分離膜フィルターの市場動向
   (1) 分離膜フィルターの需要動向と市場規模
   (2) 分離膜メーカーの動向
 4−4 液体フィルターバッグ
5. バグフィルター
 5−1 集塵機の種類とバグフィルター
  5−1−1 バグフィルターの使用目的
  5−1−2 集塵機の種類と捕集性能
  5−1−3 バグフィルターの分類と特性
 5−2 バグフィルターの濾布と性能
  5−2−1 織布、フェルトの濾過特性と捕集機構
  5−2−2 織布の種類と特性(合成繊維、ガラス繊維)
  5−2−3 フェルトの種類と特性(繊維素材、加工処理)
  5−2−4 バグ用濾布の高機能化
    ①PTFEラミネート ②フッ素繊維ウェブ積層
    ③極細繊維 ④繊維ブレンド ⑤異形断面繊維
  5−2−5 耐熱繊維と耐熱バグ
   (1) バグ用繊維の種類と耐熱性
   (2) 各種繊維の耐熱性と耐薬品性
   (3) 各種濾布のコスト比較
  5−2−6 バグフィルターの用途と濾布
 5−3 バグフィルターのマーケット動向
  5−3−1 バグフィルターのメーカー動向
  5−3−2 バグの生産・需要量
   (1) バグの需要形態と傾向
   (2) バグの繊維別原反需要量とシェア
    ①織布 ②フェルト ③汎用繊維 ④PPS繊維
    ⑤アラミド繊維 ⑥ガラス繊維 ⑦フッ素繊維
    ⑧ポリイミド繊維 ⑨テファイヤー
   (3) バグ用濾布の輸入量(PET・フッ素フェルト)
   (4) バグ用濾布の目付と繊維消費量
   (5) 耐熱繊維の需要量とメーカー動向
 5−4 廃棄物焼却炉用バグの需要動向
  5−4−1 廃棄物焼却施設の稼働状況
  5−4−2 焼却炉用耐熱バグの需要量と推移
    ①ガラス二重織布 ②フッ素100%フェルト、他
 5−5 バグの市場規模とバグメーカー
  5−5−1 各種バグの市場規模
  5−5−2 バグメーカーの販売額とシェア
    ①カンキョーテクノ ②中尾フィルター工業
    ③泉 ④麻益 ⑤関西フエルトファブリック
    ⑥フィルターサービス ⑦九州産業 ⑧その他
 5−6 濾布のメーカー別生産量と供給先
  5−6−1 フェルト
    ①エフアンドエイノンウーブンズ ②日本フエルト
    ③中尾フィルター工業 ④呉羽テック ⑤輸入品
  5−6−2 ガラス織布(ユニチカ、日東紡績)
  5−6−3 バグ用濾布の流通機構
   (1) バグの流通形態(新設需要、取替需要)
   (2) バグ用濾布の流通マップ

    

バナースペース

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