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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

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 Vol.3 No.255 自動車用リチウムイオン二次電池 −最新技術と市場展望−

 2010年1月刊行  定価:84,572円(税込み93,029円)      B5判 180ページ     
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<刊行のねらい> 動き始めた巨大市場とLiB搭載車

  1. わが国のハイブリッド車(HEV)生産台数は、2007年43.2万台、08年46.3万台と推移し、09年は71万台に達した。自動車は内燃機関から電力駆動への一大転換期を迎えており、自動車メーカーはHEV、プラグインハイブリッド車(PHEV) 、ピュア電気自動車(PEV)を投入しなければ生き残れなくなっている。1台のPEVに搭載されるリチウムイオン二次電池(LiB)の量は、携帯電話機用LiBの約1万個に相当し、その市場規模は膨大である。
  2. 自動車メーカーの相次ぐEV市場参入を受けて、三洋電機、リチウムエナジージャパン、AESC、日立ビークルエナジー、ブルーエナジーなどの国内メーカーはもとより、A123 Systems社、LG Chem社、JCS社、EnerDel社、BYD社、Samsung SDI社など、各国の電池メーカーも設備増強を進めている。LiB市場をリードしている日本の材料メーカーも、優位性の確保と事業拡大を目指して増設、材料開発に傾注している。
  3. しかし世界では、既にポストLiBを目指した次世代電池の開発が始まっており、現行LiBもエネルギー密度、安全性、コストなどに課題がある。いま、世界のEV市場は、自動車メーカー、電池メーカー、材料メーカーの大規模な設備投資と、激しい開発競争が繰り広げられており、本書は刻一刻と変わる市場の実態と、LiBおよびEVの将来像をを明らかにしたものである。

<目  次>                         見本ページ

1.電池の市場と最新動向
 1−1 リチウムイオン二次電池(LiB)と次世代電池
 1−2 電池の生産・需要動向
  1−2−1 各種電池の生産・販売状況
  1−2−2 各種電池の輸出入量と国内需要量
 1−3 リチウムイオン二次電池の最新動向
  1−3−1 電池メーカーの大型増設計画と材料供給体制
  1−3−2 自動車用LiBの現状と展望
 1−4 新規蓄電デバイス開発と企業化動向
  1−4−1 リチウムイオンキャパシタ(LiC)
  1−4−2 次世代自動車用高性能蓄電システム技術開発(NEDO)
  1−4−3 革新型蓄電池先端科学基礎研究事業(NEDO)
  1−4−4 新概念に基づく次世代電池
2.自動車用リチウムイオン二次電池の競合と展望
 2−1 電気自動車の種類と電池
  2−1−1 電気自動車の種類とシステム
  2−1−2 EV用蓄電デバイスの種類と採用状況
 2−2 電気自動車の販売・普及動向
  2−2−1 自動車各社の市販EVと搭載電池
  2−2−2 わが国の電気自動車需要動向
   (1) 各種低公害車の販売・普及台数と傾向
   (2) 自動車各社のハイブリッド車販売台数
  2−2−3 電池メーカーの供給先と採用車種(市販EV)
    @パナソニックEVエナジー  Aパナソニック
    B三洋電機  Cリチウムエナジージャパン  DAESC
    E日立ビークルエナジー  Fコバシス社  Gリテック社
    HBYD社  ILG  Chem社  JMES-DEA社
 2−3 EV用リチウムイオン二次電池の開発動向
  2−3−1 EV用LiBのコスト(容量と電池コスト)
  2−3−2 HEV・PEV用LiBの性能とコスト
  2−3−3 EV用LiBの電池・材料開発
 2−4 EV用リチウムイオン二次電池の市場と競合
  2−4−1 EV用電源の変換(NiMHからLiBへ)
  2−4−2 EV用LiBをめぐる企業提携と新規参入
   (1) 共同事業化の目的と問題点
   (2) 自動車メーカー・電池メーカーの共同体制
    @パナソニックEVエナジー  Aパナソニック/三洋電機
    Bリチウムエナジージャパン  CAESC  Dブルーエナジー
    E日立ビークルエナジー  F三菱重工業/九州電力  G東芝
    HJSC社  Iリテック社  JSBリモーティブ社  Kその他
 2−5 世界のEV開発とLiB搭載車
  2−5−1 米国のEV開発と強化体制(ARRA融資企業)
  2−5−2 自動車各社のLiB搭載車開発と市場投入
  2−5−3 海外電池メーカーのEV用LiB開発状況
  2−5−4 LiB各社、自動車各社の電池供給・調達関係
3.次世代リチウムイオン二次電池の開発と材料
 3−1 正極材料の開発動向
  3−1−1 正極材料の開発要素
  3−1−2 遷移金属酸化物の特性と課題
  3−1−3 EV用LiBの正極材開発と実用化状況
   (1) マンガン系正極材の性能とEV用電池
   (2) ニッケル系正極材の特性と実用化状況
   (3) リン酸鉄リチウム(LiFePO4)
   (4) 五酸化バナジウム(V2O5、富士重工業)
   (5) ケイ酸鉄リチウム(Li2FeSiO4)
 3−2 負極材料の開発動向
  3−2−1 炭素系負極材の特性と課題
  3−2−2 新規負極材の開発動向
  3−2−3 チタン酸リチウム(LTO)
  3−2−4 バナジウム酸リチウム(LVO)
  3−2−5 スズ(Sn)系材料
  3−2−6 ケイ素(Si)系材料
 3−3 電解液の開発動向
  3−3−1 LiB用有機電解液の種類
  3−3−2 電解液による安全性の確保
  3−3−3 有機電解液の不燃化
  3−3−4 固体電解質の開発状況
 3−4 セパレータの開発動向
  3−4−1 LiB用セパレータの要求特性
  3−4−2 セパレータ用微多孔膜の製法と微細孔構造
  3−4−3 セパレータの素材と特性
  3−4−4 セパレータによる安全性向上
   (1) セパレータの熱特性と電池の安全性
   (2) 耐熱性セパレータの開発動向
4.リチウムイオン二次電池メーカーの競合と最新動向
 4−1 リチウムイオン二次電池(LiB)のメーカー動向
  4−1−1 LiBメーカーの生産能力と増設計画
  4−1−2 世界の市場規模と電池各社のシェア
 4−2 LiBメーカーの事業展開と製品開発
    @三洋電機  Aソニー  Bパナソニック  C日立マクセル
    DNECトーキン  Eジーエス・ユアサ  F新神戸電機
    Gエナックス  H三菱重工業   I村田製作所  Jその他
5.リチウムイオン二次電池(LiB)の構成材料とメーカー動向
 5−1 LiBの材料開発と新規参入状況
 5−2 各種材料の国内消費量と推移
 5−3 正極材料
  5−3−1 正極材各社の販売量、シェア、供給先
  5−3−2 正極材メーカーの事業展開と製品開発
    @日亜化学工業  AAGCセイミケミカル  B田中化学研究所
    C日本化学工業  D正同化学工業  E日揮触媒化成
    F本荘ケミカル  G戸田工業  H日本電工  I日本化学産業
    J住友金属鉱山  KJFEミネラル  L三井金属  M日鉱金属
    N住友化学  O三井造船  P三菱化学  Qその他
 5−4 負極材料
  5−4−1 負極材各社の販売量、シェア、供給先
  5−4−2 負極材メーカーの事業展開と製品開発
    @日立化成工業  AJFEケミカル  B三菱化学  C東海カーボン
    D大阪ガスケミカル  Eクレハ  F昭和電工  G日本カーボン
    H関西熱化学  I中央電気工業(住友金属工業)  J新日本石油
    K石原産業  L日立粉末冶金  M三井金属  Nその他
 5−5 電解液
  5−5−1 電解液各社の販売量、シェア、供給先
  5−5−2 電解液メーカーの事業展開と製品開発
    @宇部興産  A富山薬品工業  B三菱化学
    Cセントラル硝子/ブリヂストン/日本化学工業
    D昭和電工   E森田化学工業   Fステラケミファ
    G関東電化工業   Hダイキン工業   Iその他
 5−6 セパレータ
  5−6−1 セパレータ各社の販売量、シェア、供給先
  5−6−2 セパレータメーカーの事業展開と製品開発
    @旭化成イーマテリアルズ  A東燃化学  B東レ
    Cセルガード  D宇部興産  E住友化学  F帝人
    G三菱樹脂   Hニッポン高度紙工業   Iその他
6.リチウムイオン二次電池(LiB)のマーケット
 6−1 LiBの生産・需要動向
  6−1−1 生産量、販売量、単価の推移
  6−1−2 LiBの輸出量と国内需要量
  6−1−3 LiBの国別輸出量と輸出額、輸出単価
  6−1−4 世界のLiB需要量と市場規模(04〜13年)
 6−2 LiBの用途と普及状況
 6−3 LiBの新用途開拓
  6−3−1 移動体用LiBの用途と商品化動向
  6−3−2 産業用LiBの用途と商品化動向

    
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