本文へスキップ

株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.262 ハイテク加工フィルムの技術と市場

 2011年5月刊行  定価:85,620円(税込み94,182円)      B5判 180ページ     
    サンプルページをご要望の方はこちらから
    購読申し込みの方はこちらから

<刊行のねらい> 加工技術がもたらす圧倒的成長力

  1. 工業用加工フィルムの市場が拡大している。ハードコート、映り込み防止、反射防止はFPDで、透明導電性、防汚加工はタッチパネルで増加しており、液晶パネルや小型携帯機器の組立では粘着フィルムの需要が増えている。太陽電池のバリアフィルムはモジュールの増産で急増しており、加飾フィルムは塗装・めっき代替で拡大するなど、これらの加工フィルムはフィルム市場を牽引する成長分野である。
  2. 加工フィルムのベースは殆どがPETフィルムであり、汎用フィルムは高度の加工技術によって付加価値の高い機能性フィルムとなり、コンバータ各社の収益に寄与している。しかし市場における開発・販売競争は激しく、1社の独占的市場であっても新技術によってシェアが大きく変動する可能性がある。
  3. 本書は、いま最も成長力のある加工フィルムを、技術とマーケットの両面から精査し、最新動向として編纂したものである。

<目  次>                         見本ページ

1.工業用ハイテク加工フィルムの市場と展望
 1−1 拡大する高機能加工フィルム
 1−2 高機能加工フィルムの成長分野と需要量
   (1) FPD用表面処理フィルム(CHC、AG、AR)
   (2) タッチパネルの成長とフィルムの機能
   (3) 太陽電池のバリアフィルム
   (4) 樹脂成形品の加飾フィルム
   (5) 電子機器の工程用粘着フィルム(BG、DC、DB)
 1−3 高機能加工フィルムのメーカー動向
 1−4 市場のニーズと最新動向
  1−4−1 フィルム加工のコスト対策
  1−4−2 コンバータの技術開発と供給体制
2.工業用バリアフィルム
 2−1 フィルムの超バリア化と新市場
  2−1−1 フィルムのバリア性能と用途
  2−1−2 フィルム基板による技術革新と要求機能
 2−2 バリアフィルムの種類と製品開発
  2−2−1 バリアフィルムの構造と材料(ガス透過率)
  2−2−2 透明蒸着フィルムの開発と展開状況
   (1) 成膜技術と特性(PVD、CVD、他)
   (2) 材料と性能
   (3) 無機蒸着膜の課題と対策
  2−2−3 超バリアフィルムの技術開発
   (1) 有機・無機複合膜の開発
   (2) 超バリア単層膜(HC−IP法)
  2−2−4 有機EL用バリアフィルム
   (1) ガラス基板からフィルム基板への転換
   (2) バリアフィルムの要求機能と開発動向
  2−2−5 超バリアフィルムの開発と水蒸気バリア性能
    @大日本印刷  A三菱樹脂  B富士フイルム  C凸版印刷、他
 2−3 太陽電池用バリアフィルム
  2−3−1 太陽電池の種類とマーケット
  2−3−2 太陽電池の構造とバリアフィルム
  2−3−3 バックシートの種類と構造
   (1) バックシートの要求特性
   (2) バックシートの構造と構成材料
   (3) フィルムの多様化と競合
  2−3−4 フレキシブル太陽電池のフロントシート
  2−3−5 太陽電池用バックシートの市場動向
   (1) バックシートの需要量と成長力(日本、世界)
   (2) バックシートメーカーのシェアと展開状況
    @Isovoltaic社  Aリンテック  BMadico社
    C東洋アルミニウム  DKrempel社  E三菱樹脂
    Fエムエーパッケージング  G大日本印刷  H凸版印刷
   (3) フィルムメーカーの競合と増産体制
    @デュポン社  A東レ  B帝人デュポンフィルム  C三菱樹脂
    D東洋紡績  E旭硝子  F電気化学工業  GSKC  Hその他
  2−3−6 太陽電池封止用シートの市場動向
   (1) 封止材の需要量(日本、世界)
   (2) EVAシートのメーカー動向
    @ブリヂストン  A三井化学東セロ  BSTR社
    Cエティメックス社  Dサンビック  Eその他
3.光学加工フィルム
 3−1 ハードコートフィルム
   (1) はじめに
   (2) ハードコートフィルムの特性と評価法
   (3) ハードコート剤
   (4) 今後の展望
 3−2 光反射防止フィルム
  3−2−1 はじめに(AG、AR・LR)
  3−2−2 反射防止の原理(屈折率、表面反射、界面反射)
  3−2−3 反射防止膜の設計(ナノ粒子コンポジット膜、他)
  3−2−4 フィラー設計
   (1) 低屈折粒子とシミュレーション
   (2) 新しい低屈折粒子の設計
   (3) 反射防止膜の特性例
  3−2−5 高機能化(AS性付与)
   (1) AS層/LR層の積層設計
   (2) ハードコート層への複合化
  3−2−6 まとめ
 3−3 防汚フィルム
  3−3−1 ディスプレイ表面の防汚機能
  3−3−2 防汚加工の技術開発
   (1) 撥水・撥油性、親水・新油性の付与
   (2) 微細凹凸による防汚性付与
 3−4 光学加工フィルムの技術開発
   (1) 紫外線硬化樹脂の種類(ラジカル、カチオン)
   (2) TACハードコートフィルムのカール制御技術
 3−5 光学加工フィルムの市場動向
  3−5−1 表面処理フィルムの需要量と動向
   (1) FPDの機種別画面総面積(世界)
   (2) 表面処理フィルムの需要量と動向(世界)
  3−5−2 表面処理フィルムのメーカー動向
    @大日本印刷  A日東電工  B日油  CKIMOTO
    D日本製紙ケミカル  E凸版印刷/巴川製紙所  Fリンテック
    G富士フイルム  H住友大阪セメント  Iその他
4.工程用離型・保護フィルム
 4−1 離型・保護用粘着フィルム
   (1) 粘着フィルムの用途と目的
   (2) 構造と素材
 4−2 工程用表面保護粘着フィルム
   (1) 要求特性
   (2) 工程用保護フィルムの用途
 4−3 工程用離型粘着フィルムの用途展開
  4−3−1 半導体製造用粘着テープ
  4−3−2 セラミックコンデンサ用粘着シート
 4−4 機器組立用粘着フィルム
  4−4−1 液晶ディスプレイ用粘着フィルム
  4−4−2 小型携帯機器用粘着フィルム
 4−5 工程用粘着フィルムの需要量とメーカー動向
   (1) 半導体製造用粘着テープの需要量(世界)
   (2) 半導体製造用粘着テープのメーカーとシェア
   (3) FPD用粘着フィルムの需要量とメーカー
   (4) 粘着テープ・フィルムのメーカー動向
    @三井化学東セロ  A日東電工  B古河電気工業  Cリンテック
    D日立化成工業  Eサンエー化研  F3M社  Gその他
5.透明導電性フィルム
 5−1 透明導電性フィルムの製品開発と用途
  5−1−1 透明導電性フィルムの用途と抵抗値
  5−1−2 透明導電膜の種類と特徴
  5−1−3 各種透明導電膜の材料
   (1) 半導体薄膜系
   (2) 導電性高分子
   (3) カーボンナノチューブ
   (4) 金属薄膜系
   (5) 機能分離型
  5−1−4 ITOフィルムの製膜方法
 5−2 タッチパネル用透明導電性フィルム
  5−2−1 抵抗膜式タッチパネルと透明導電性フィルム
  5−2−2 投影型静電容量式タッチパネルと透明導電性フィルム
  5−2−3 タッチパネル用途以外の透明導電性フィルム
 5−3 タッチパネル用導電性フィルムの市場動向
  5−3−1 透明導電性フィルムの需要量と傾向
   (1) タッチパネルの方式別需要量(面積ベース、世界)
   (2) 透明導電性フィルムの需要量(世界)
  5−3−2 フィルム各社の製品開発と展開状況
    @日東電工  A尾池工業  B帝人化成  Cグンゼ  D鈴寅
    E東洋紡績  FTDK  G富士フイルム  H大日本印刷
    Iリンテック  JJSR  KSKハース社  Lナウテック社、他
 5−4 PDP電磁波シールド用透明導電性フィルム
  5−4−1 PDPの構造と光学フィルター
    @反射防止  A光学補償  B赤外線遮蔽  C電磁波遮蔽
  5−4−2 電磁波シールド用メッシュフィルムの製品開発
   (1) メッシュ構造の特性
   (2) メッシュ状フィルムの製法
  5−4−3 電磁波シールドフィルムの市場動向
   (1) 各種テレビの生産・需要量とPDP
   (2) シールド用フィルムの需要量とフィルムメーカー
    @日本フイルコン  A凸版印刷  B藤森工業  Cセーレン
    D住友大阪セメント  E大日本印刷  F富士フイルム
 5−5 有機EL照明の電極用フィルム
  5−5−1 有機EL面発光パネルの構造
  5−5−2 有機ELパネルの市場動向(ディスプレイ、照明)
  5−5−3 有機EL用透明導電性フィルムの市場と応用
6.加飾フィルム
 6−1 樹脂製品の成形同時加飾技術
  6−1−1 塗装・めっき加工の課題
  6−1−2 加飾フィルムによる加工と分類
  6−2 フィルム加飾法のプロセス
   (1) インモールド転写
   (2) インモールドラミネート
   (3) 真空・圧空ラミネート・転写
   (4) 水圧転写
   (5) ホットスタンピング
 6−3 インモールド加飾とフィルム特性
   (1) 構造と要求特性
   (2) ベースフィルムの特性
 6−4 加飾フィルムの市場動向
  6−4−1 フィルム加飾の用途と普及状況
  6−4−2 加飾フィルムの用途別需要量と動向
  6−4−3 インモールド用フィルムの加飾加工メーカー
    @日本写真印刷  A日本ウェーブロック  Bその他
  6−4−4 加飾用易成形フィルムのメーカー
    @帝人デュポンフィルム  A東レ  Bバイエルマテリアルサイエンス
 6−5 超多層PETフィルム
  6−5−1 超多層の構造発色
  6−5−2 超多層フィルムの展開状況
    @帝人デュポンフィルム(MLF)  A東レ(ピカサス)
7.研磨フィルム
 7−1 研磨の種類と分類
 7−2 研磨フィルムの構造と特性
   (1) 研磨フィルムの構造(静電塗装、ロールコート)
   (2) 研磨フィルムの特性と位置づけ
   (3) 研磨性能の影響因子
   (4) 研磨フィルムの研磨方式
 7−3 研磨フィルムの用途展開
 7−4 研磨材のマーケットと企業動向
  7−4−1 各種研磨材の需要量と市場規模
   (1) 各種研磨材の市場規模(金額ベース)
   (2) 固定砥粒研磨材の国内需要量(面積ベース)
    @研磨布  A研磨紙  B不織布研磨材  C研磨フィルム
  7−4−2 研磨フィルムのメーカー動向
    @日本ミクロコーティング   A住友スリーエム
    B三共理化学  Cコバックス  Dその他

    
    サンプルページをご要望の方はこちらから
    購読申し込みの方はこちらから

バナースペース

株式会社大阪ケミカル・
   マーケティング・センター

〒543-0001
大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

TEL 06-4305-6570(代表)
FAX 06-6774-6828