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株式会社大阪ケミカル・マーケティング・センターはマーケットリサーチを専門とする1962年設立の実績ある会社です。

TEL. 06-4305-6570

〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-7-21-502

 Vol.3 No.328 自動車内装材の新動向−現状と展望−

 2023年9月刊行  定価:98,000円(税込み107,800円)      B5判 200ページ     
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<刊行のねらい> 内装のニーズは環境と高級感

  1. 現在、自動車メーカーが進めている環境対策は、温室効果ガスの削減(カーボンニュートラル)、原料の持続可能性(サスティナブル)、材料の循環利用(サーキュラーエコノミー)などであり、内装材もこれらの対応が必要である。このため繊維製品では原着糸、再生PET繊維、バイオPET繊維などの採用が進み、カーペットのパイル糸は殆どが原着糸になっており、シートファブリックも原着糸の使用比率が上昇している。また、表皮材用接着剤の無溶剤化や、合成皮革の水系ウレタン樹脂、あるいは無水染色技術など、様々な環境対応製品や技術の開発、実用化が進められている。
  2. 市場では、コロナ禍で自動車の生産が減少し、内装材の需要も低迷を強いられた。しかし、その中にあって合成皮革と塩ビレザーが好調に推移し、シート表皮材ではレザー調製品の需要がファブリックの需要を上回った。現在は高級感のある皮革調がトレンドになっており、レザー調製品の増加が顕著である。かつて塩ビレザーはランク付けの低い安価な表皮材であったが、その後の開発でファブリックよりも高価な製品になり、各種表皮材の位置づけが変わってきた。
  3. 2023年はコロナ禍の反動で自動車の生産が大きく増加しており、内装材の市場も活況を呈している。当センターは、これまでに自動車内装材のレポートを数多く刊行してきたが、本レポートは環境へ大きくシフトしつつある内装材を新たに精査し、その最新動向を整理、編纂したものである。

<目  次>                             見本ページ

1. 世界の自動車需要動向
 1−1 自動車の生産・販売状況
  1−1−1 わが国の自動車生産・販売量
   (1) 自動車の生産台数(車種別、メーカー別)
   (2) 自動車の販売台数(車種別、RV車)
  1−1−2 世界の自動車生産・需要動向
   (1) 各国の自動車生産量と推移
   (2) 各国の販売台数と需要動向
   (3) 自動車メーカーの販売量と競合
 1−2 次世代自動車の最新マーケット動向
  1−2−1 国内の各種EV生産・販売量
   (1) ハイブリッド車の生産台数
   (2) 電動車の車種別国内販売台数
  1−2−2 世界のEV・PHEV市場
   (1) 地域別のEV・PHEV販売量と推移
   (2) 自動車各社のEV・PHEV販売量
   (3) EV・PHEVのブランド別販売量
 1−3 世界のカーボンニュートラルと自動車
  1−3−1 各国のカーボンニュートラル対策
  1−3−2 内燃機関車の販売規制動向
2. サスティナブル内装材の開発と市場展開
 2−1 自動車内装材のサスティナブル対策と製品
  2−1−1 本格化する自動車メーカーの環境シフト
  2−1−2 自動車の環境ニーズと内装材料
   (1) 自動車をめぐる新ニーズとその要素
    ①サスティナブル  ②カーボンニュートラル
    ③サーキュラーエコノミー  ④エシカル、他
   (2) 進展する内装材の素材転換
    ①バイオマス材料  ②リサイクル・再生材料
    ③原着糸(非染色)  ④無溶剤化  ⑤脱本革、他
 2−2 バイオマス材料と製品開発
  2−2−1 バイオプラスチックの種類と生産能力
   (1) バイオプラスチックの種類(生分解性、非生分解性)
   (2) 各種バイオプラスチックの生産能力(世界)
  2−2−2 自動車部品の植物系材料採用状況
  2−2−3 バイオマス内装部品の開発・採用状況
   (1) 発泡ケナフボード(トヨタ紡織)
   (2) バイオPET繊維による内装材
   (3) バイオPTT繊維によるフロアマット
   (4) バイオPUによる合成皮革・人工皮革
 2−3 リサイクル再生材料の応用開発
  2−3−1 自動車における再生材料の適用状況
  2−3−2 再生PET繊維による自動車内装材
   (1) 廃PETボトル再生繊維の自動車用供給量
   (2) 再生PET繊維によるファブリック、皮革製品
 2−4 原着糸と低環境負荷染色
  2−4−1 染色加工の環境負荷と無水染色法
    ①原着糸  ②インクジェット  ③昇華転写
    ④超臨界流体染色  ⑤その他
  2−4−2 原着糸による内装材
  2−4−3 インクジェット染色と自動車内装材
 2−5 自動車内装部品の無溶剤化
  2−5−1 内装表皮材用接着剤の無溶剤化
  2−5−2 人工皮革・合成皮革の水系PU樹脂
3. 自動車内装材とレザー調製品のマーケット
 3−1 シート表皮材の市場動向とレザー調製品
  3−1−1 レザー調製品の需要量とシェア推移
  3−1−2 レザー調表皮材の成長要素
 3−2 自動車用合成皮革
  3−2−1 合成皮革の開発要素
  3−2−2 合成皮革の需要量とメーカー動向
   (1) 自動車用合成皮革の需要量と推移
   (2) 合成皮革メーカーの展開状況と海外生産化
    ①セーレン  ②共和レザー  ③アキレス、他
 3−3 自動車用塩ビレザー・シート
  3−3−1 塩ビレザーの用途別生産量
  3−3−2 自動車用塩ビレザー・シートの生産量と推移
  3−3−3 塩ビレザー・シートの部位別需要量と動向
    ①インパネ  ②ドア  ③シート  ④その他
  3−3−4 自動車用塩ビレザー・シートのメーカー動向
   (1) 各社の自動車用販売量
   (2) 塩ビレザー・シートのメーカー別動向
    ①共和レザー  ②オカモト  ③龍田化学
    ④アキレス  ⑤その他
 3−4 自動車用人工皮革
  3−4−1 自動車用人工皮革の需要量と展開状況
  3−4−2 人工皮革メーカーの増設と展開状況
    ①東レ  ②旭化成  ③その他
4. 自動車内装材のグローバル戦略
 4−1 日系自動車メーカーの海外生産動向
  4−1−1 国内生産量と海外生産量
  4−1−2 地域別の海外生産量
  4−1−3 自動車産業の海外依存度とグローバル化
 4−2 内装材メーカーの新業務提携と企業買収
    ①セージ社(アディエント社、米国)
    ②TBカワシマ(AUNDE社、ドイツ)
    ③住江織物(TESCA社、フランス)
 4−3 自動車内装材の海外供給体制
  4−3−1 内装材メーカーの海外拠点マップ
    ①セーレン  ②TBカワシマ  ③トヨタ紡織
    ④住江織物・スミノエテイジンテクノ
    ⑤林テレンプ  ⑥共和レザー  ⑦アキレス
    ⑧長谷虎紡績  ⑨オカモト  ⑩寿屋フロンテ
    ⑪トーア紡マテリアル  ⑫日本バイリーン
    ⑬オーツカ  ⑭永大化工  ⑮サンケミカル
    ⑯ダイニック  ⑰その他
  4−3−2 各国の日系内装材メーカーと進出状況
5. 自動車内装材のニーズと製品開発
 5−1 内装材開発のニーズと要素
  5−1−1 物理的ニーズと感性的ニーズ
  5−1−2 自動車内装材の要求スペック
 5−2 繊維内装材の開発、生産、納入体制
  5−2−1 新車の立上りと打切り
  5−2−2 納入体制とコスト対策
 5−3 内装部品の開発動向
  5−3−1 シートの工法とファブリク
  5−3−2 シートファブリックの変遷と展望
  5−3−3 各種ファブリックの特徴と開発
  5−3−4 トリム部品
 5−4 次世代自動車の開発と内装材
  5−4−1 CASEと車室内のニーズ
  5−4−2 次世代自動車の内装材とニーズ
   (1) 自動運転による室内の変化
   (2) カーシェアリングと内装材の機能
   (3) 電気自動車の内装材ニーズ
   (4) コネクテッドカーの高機能内装材
  5−4−3 次世代車の内装材と製品開発
6. シートファブリック
 6−1 内装表皮材の最新動向
  6−1−1 内装表皮材の種類と適用部位
  6−1−2 内装表皮材の価格と位置づけ
   (1) 各種表皮材のランク付け
   (2) 各種シート表皮材の価格と傾向
  6−1−3 内装用ファブリックの目付と特徴
   (1) 各種織編物の特性(デザイン性、生産性、他)
   (2) 各種ファブリックの目付と傾向
 6−2 内装表皮材の需要動向
  6−2−1 内装表皮材の品種別需要状況
   (1) 各種表皮材の需要量と推移
    ①織物  ②トリコット  ③丸編  ④不織布
    ⑤オレフィン系  ⑥塩ビ系  ⑦天然皮革
    ⑧人工皮革  ⑨合成皮革  ⑩その他
   (2) 内装用織編物の品種別シェアと需要動向
   (3) 内装用ファブリックの海外生産と輸出入
  6−2−2 自動車各社の品種別織編物消費量と採用状況
  6−2−3 内装用ファブリックの繊維消費量
   (1) 各種繊維の消費量
   (2) 原着糸の需要動向
 6−3 内装用ファブリックの部位別需要動向
  6−3−1 シート表皮材
   (1) シート表皮材の品種別需要量と推移
    ①織物  ②トリコット  ③丸編  ④合成皮革
    ⑤塩ビレザー  ⑥人工皮革  ⑦その他
   (2) シートの部位と表皮材の品種、需要量
    ①メイン  ②サイド  ③カマチ  ④背裏
  6−3−2 天井表皮材
   (1) 天井表皮材の品種別需要量と動向
   (2) 天井用トリコットのメーカー別販売量と納入先
    ①スミノエテイジンテクノ  ②TBカワシマ、他
   (3) 天井用不織布のメーカー別販売量と納入先
    ①日本バイリーン  ②オーツカ  ③住江織物
    ④ダイニック  ⑤呉羽テック  ⑥金井重要工業
  6−3−3 ドアトリム
    ①塩ビシート  ②TPOシート  ③その他
 6−4 内装用PET繊維のメーカー別販売量と供給先
 6−5 ファブリックメーカーの生産、販売、流通状況
  6−5−1 ファブリック各社の品種別販売量とシェア
  6−5−2 ファブリック各社の生産委託先と流通ルート
    ①ファブリックメーカー  ②製織メーカー
    ③製編メーカー  ④染色・仕上げ加工メーカー
  6−5−3 内装用ファブリックのメーカー別動向
 売上高、品種別販売量、流通ルート、海外生産体制、
  生産拠点、製品展開、他
    ①セーレン  ②スミノエテイジンテクノ
    ③TBカワシマ  ④セージ  ⑤林テレンプ
 6−6 内装用ファブリックの流通実態
  6−6−1 内装用ファブリックの流通形態
  6−6−2 内装部品メーカーと自動車メーカー
  6−6−3 内装用ファブリックの流通マップ
  6−6−4 商社の流通ルート(林テレンプ、森傳)
7. 自動車用カーペット
 7−1 自動車用カーペットの種類と素材
  7−1−1 自動車用カーペットの種類と使用状況
  7−1−2 各種カーペットの目付、価格とランク付け
  7−1−3 自動車用カーペットの原糸・原綿
 7−2 自動車用カーペットの生産・需要動向
  7−2−1 カーペットの品種別需要量と推移
  7−2−2 カーペットの部位別需要状況
   (1) 部位別需要量と傾向
   (2) ライン用カーペットの需要量
   (3) トランク・ラゲッジ用カーペットの需要動向
  7−2−3 カーペットの品種別・部位別生産量
  7−2−4 自動車用カーペットの輸入状況
   (1) ライン用タフテッド
   (2) オプションマット(繊維別、国別)
  7−2−5 自動車各社のカーペット使用量と採用状況
 7−3 自動車用タフテッドカーペット
  7−3−1 自動車用タフテッドの生産・輸入量
  7−3−2 ライン用タフテッドのメーカー別生産量とシェア
  7−3−3 自動車用タフテッドの繊維消費量
  7−3−4 タフテッドの繊維別状況とメーカー動向
   (1) 自動車用BCFナイロン
    ①ライン・マット用の需要量(国産糸、輸入糸)
    ②メーカー別の販売量(ライン用、マット用)
    ③繊維各社の供給先(東レ、インビスタ、暁星)
   (2) 自動車用PPフィラメント
    ①PPfメーカーの生産能力と動向
     1)シンコーケミカル  2)庄福工業
     3)日本絨氈  4)藤井撚糸  5)三菱ケミカル
    ②PPfメーカーの自動車用販売量
   (3) PETフィラメント(住江織物)
  7−3−5 自動車用タフテッドのメーカー別動向
 販売動向、原糸採用状況、流通ルート、
 製品開発、海外生産体制、その他
    ①住江織物  ②長谷虎紡績
    ③トーア紡マテリアル  ④山本産業
  7−3−6 自動車用タフテッドの流通動向
   (1) ライン用カーペットの流通形態
   (2) ライン用タフテッドの流通マップ
 7−4 自動車用ニードルパンチカーペット
  7−4−1 ニードルパンチカーペットの生産・需要動向
    ①部位別需要量  ②生産量  ③輸入量
  7−4−2 ニードルパンチ不織布の部位別目付と動向
  7−4−3 再生PETsのメーカーと供給先
  7−4−4 カーペットメーカーの販売量
  7−4−5 カーペットのメーカー別動向
 生産・販売動向、繊維採用状況、流通ルート、他 
    ①オーツカ  ②サンケミカル  ③住江織物
    ④トーア紡マテリアル  ⑤日本バイリーン
    ⑥ダイニック  ⑦呉羽テック  ⑧フジコー、他
  7−4−6 ニードルパンチカーペットの流通マップ
8. カーオプションマット
 8−1 オプションマットの種類と需要動向
  8−1−1 自動車用品とオプションマットの分類
    ①ライン装着マット  ②ディーラーマット
    ③市販マット
  8−1−2 オプションマットの需要動向
 8−2 オプションマットの生産・需要量(国産、輸入)
 8−3 オプションマットの繊維動向
  8−3−1 オプションマットの繊維消費量(PPf、BCF−N)
  8−3−2 繊維メーカーの販売量と供給先
 8−4 オプションマットのアセンブラ
  8−4−1 アセンブラ各社の海外進出状況
  8−4−2 オプションマットの海外生産形態
  8−4−3 アセンブラ各社の展開状況

    
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