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真菰とは
2015/10/17
原料はイネ科の植物「真菰」

 「マコモ」の原料は、イネ科の多年生植物「真菰」(まこも)です。

 真菰は、広く東南アジアから東アジアにかけての各地に分布。日本では、全国いたるところの河川、湖沼などの水辺に自生しています。学名はZizania latifolia (ジザニア ラフォテリア) 大型で、夏季には1〜2メートルに伸びます。

2015/10/16
季節限定品「まこもたけ」

ここ十年ほど前から、「まこもたけ」という名前で、中華食材店やデパートなどでも販売するようになり、中華料理の食材として知名度も出てきました。

 また、各地の村おこし・町おこしに利用されて、栽培され、秋口に販売する自治体なども増えています。

 この「まこもたけ」は、「真菰」に黒穂菌(こくぼきん)という菌が寄生し、茎の部分が肥大化したものを食用としているもので、元々日本では気候・気温の関係か、黒穂菌が寄生した真菰は、あまり見られません。

 ちなみに、当社が販売している「マコモ」の原料は、黒穂菌が寄生していない真っ直ぐにスクスク伸びた真菰を使用しています。

2015/10/16
環境浄化に役立つ真菰

 第二次大戦後、日本の経済発展にともなう開発により、真菰の群生に適した湖沼が、道路工事や住宅建設のために埋め立てられたり、河川がコンクリートの護岸工事により、残念ながら真菰をはじめとする水草、葦(あし)、ガマなどの生育環境が奪われ、どんどん駆逐されていきました。

 1970年代までは、各地に残っていた真菰で編んだ馬や精霊船などを作る風習も、どんどん廃れていったのです。

 つまり、一時的に「真菰」は雑草として、人々に忘れられかけた存在、見捨てられたような状態になったのです。

 その後、90年代後半から真菰などの植物が湖沼などの水質浄化に役立つことが分かり、種々、環境対策として実験的に植栽されるようになっています。

2015/10/16
縄文時代での真菰の使われ方
 古代、おそらく縄文時代、「真菰」は衣食住、すべてにわたって欠かせない存在でした。

 まだ、イネあるいは稲作文化が伝わる前のことです。「真菰」の実や新芽などは食料となり、干した真菰は、ゴザのように、あるいは枕にもなり、蓑笠など様々な生活用品として利用されていました。

 萱ぶき屋根には、実際は萱だけでなく、葦や真菰も使われていますし、ワラ即ち、イネが我が国に入る前は、このように真菰を乾燥したものがいろいろな場面で使われ、生きていく上で必要不可欠な存在となっていたのです。

 その名残なのか、今でも伝統を重んじ、歴史を尊ぶ行事などに真菰は使われ、その後の時代の変遷とともに、手軽にワラが入手できるようになり、逆に真菰が簡単に入手できなくなっても、真菰の位置は揺るがないまま、現代に至っているのです。

2006/11/3

 真菰は歴史のある神社・格の高い神社では、少なくても御本堂には、しめ縄として使われています。

 真菰で編んだ草枕が、宇佐八幡宮・神田明神、その他の神社のご神体とされています。

 そして、日本で最も古く大きな神社の一つである出雲大社では、毎年6月1日に「真菰祭り」という行事も行われています。

 日本酒の樽を飾る菰被りは、真菰で編んだもの、こも(菰)が語源ですし、仏事でお盆の時にお供えを飾る盆ゴザも、真菰で編んだものが使われています。

 このように、真菰は日本人の暮らしと切っても切り離せない存在が長く続き、いつしか聖なる草・癒しの草、霊草として扱われるようになったものと考えられます。

 昭和天皇が崩御され、そのご遺体を納めた棺の下に真菰がびっしりと敷き詰められ、運ばれたのも、いかに真菰が重要な存在であるかの証左に他なりません。

 最後に、アジア以外では北米大陸の五大湖地方を中心に真菰(日本の真菰と違い、単年性)が分布しているのですが、私たちと同じ祖先(モンゴロイド)を持つと考えられる北米インディアンが、真菰の実を食べる習慣があるそうで、このことにも、何か不思議な因縁を感じさるを得ません。

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