株式会社 家庭薬新聞社
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平成19年1月トピックスバックナンバ

全配協―試験問題等検討委員会を設置
 全国配置家庭薬協会は、改正薬事法で新たに導入される専門家「登録販売者」の資質確認試験に備え、研修事業の充実・強化対策に取り組んでいるが、富山、奈良、滋賀の生産県有識者らによる「試験問題等検討委員会」を立ち上げ、その初委員会を一月三十日午後、富山市の富山薬業ビルで開催。厚生労働省当局から試験実施に関するガイドライン等が示されるまでは、統一テキスト「配置家庭薬教本」や「問題集改訂版」の関連部分を抜粋した試験対応用の研修資料「医薬品の働きと副作用」を作成して各都道府県協議会(協会)など関係団体に配布し、研修材料として活用を促すことにしている。

元富山薬連会長・前広貫堂社長 平井三郎氏逝去
 元富山薬連会長で、前(株)広貫堂社長の平井三郎氏が2月2日午後4時32分、慢性腎不全のため病気療養先の富山市民病院で死去した。83歳。
 故人は富山県下新川郡入善町の出身で、明治薬学専門学校(現・明治薬科大学)卒業後、昭和22年に広貫堂入社、同63年に同社社長に就任し、GMP強化に伴う適合工場の建設等を手がけるなど、社業隆盛に心血を注いだ。
 また、平成3年からは富山薬連会長に就任し、5期10年の任期を務めたほか、全国配置家庭薬協会副会長、同製薬部会長、日本製薬団体連合会代議員、富山県薬剤師会顧問、日本製薬業厚生年金基金理事長などの業界の要職を歴任。配置薬製造、販売業の中小企業近代化促進法の指定実現や「富山くすりフェア」開催による同県薬業の声価高揚等に功績を残した。

配置薬議員連盟総会―加盟議員129名中、代理含む91名が出席

写真上は総会会場、下は拡充した議連の幹部。左から綿貫会長、森、津島両顧問、長勢会長代理、鴨下幹事長
 昭和48年の結成以来、30年余にわたって配置薬業界の振興・発展を支援してきた配置薬議員連盟の総会が1月24日に開催され、加盟129名(衆院98名、参院31名)のうち、本人45名、代理46名の計91名が出席した。
 総会では、規約の一部を改正して役員の拡充を図り、会長に綿貫民輔衆議院議員(富山)を再任するとともに、会長代理に長勢甚遠同議員・法務大臣(富山)、幹事長に鴨下一郎同議員(東京)、事務局長に藤井基之参議院議員(比例)を新任したほか、顧問として森喜朗(石川)、津島雄二(青森)の両衆議院議員を選任するなど、役員33名の陣容で新たなスタートを切った。
 また会場には、全国配置家庭薬協会の森政雄会長ら執行部、各メーカーや全国の配置協議会(協会)代表計130名が参集、医薬品販売制度を見直す改正薬事法施行への円滑な対応や事業所配置容認などを盛り込んだ要望書を提出し、一層の支援協力を求めた。
新役員
顧問 森喜朗(衆、石川)、津島雄二(衆、青森)
会長 綿貫民輔(衆、富山)
会長代理 長勢甚遠(衆、富山)
副会長 鈴木俊一(衆、岩手)、岩永峯一(衆、滋賀)、陣内孝雄(衆、佐賀)
幹事長 鴨下一郎(衆、東京)
副幹事長 田村憲久(衆、三重)
事務局長 藤井基之(参、比例)
副事務局長 松本純(衆、神奈川)、高木毅(衆、福井)、野上浩太郎(参、富山)
幹事 伊達忠一(参、北海道)、佐藤剛男(衆、東北比例)、木村太郎(衆、青森)、西村明宏(衆、宮城)、金田勝年(参、秋田)、小渕優子(衆、群馬)、三ツ林隆志(衆、埼玉)、鈴木恒夫(衆、神奈川)、吉田六左エ門(衆、北信越比例)、近藤基彦(衆、新潟)、岡田直樹(参、石川)、坂本由紀子(参、静岡)、奥野信亮(衆、奈良)、戸井田とおる(衆、兵庫)、山下英利(参、滋賀)、常田享詳(参、鳥取)、山口俊一(衆、徳島)、園田博之(衆、熊本)、衛藤征士郎(衆、大分)、武見敬三(参、比例)、

全国協議会長会で業界方針周知
 全配協配置部会並びに日配商は、全国配置協議会長と日配商支部長の合同会議を1月23日に東京でひらき、岩手、岐阜、鳥取、山口、香川、大分の6県を除く41都道府県代表約100名が出席した。会議では、国民生活に寄与する団体として歴史ある全配協、日配商の任務のあり方が強調されたほか、会議終了後には、厚労省医薬食品局総務課の関野秀人薬事企画官が「一般用医薬品販売制度の改正等について」のテーマで講和した。

富山県内単位協同組合に転機
 富山県内在住配置販売業者および従事者の減少に歯止めが利かない中で、歴史を有する単位協同組合の存続に大きな転機が訪れている。
 県配置薬業振興センターでは、身分証明書や業許可申請などの申請事務手続きの取り扱いについて今年10月から取り扱いを開始する方針を固めているが、これを据えて1月18日定期総会をひらいた富山家庭薬配置協同組合は同センターへの業務移譲を前提に組合解散を決議。また、共栄製薬協同組合も昨年5月の総会ですでに同様の決定を行っており、13単協のうち、2協組が同センターへの業務移譲を前提にした解散を決断したことになる。
奈良県配置商組が部会長会ひらく
 奈良県配置家庭薬配置商業協同組合は、新年初の都道府県部会長会議を1月16日午前、橿原市の県薬業会館でひらいた。会議では、「得意先配置箱の若年家庭への引き継ぎ策について」や「奈良ブランド医薬品『天平宝漢(てんぴょうほうが ん)』の拡売について」などを主要議題にして協議が行われた。

富山オリジナルブランド医薬品「パナワン」が年間目標の3万本突破
 産学官連携で共同開発された富山オリジナルブランド「パナワン」が昨年1月13日の発売以来、1年を迎えた。製造3社からの出荷が当初目標に掲げた3万本に達したとされ、順調な滑り出しを見せているが、一方で、販促資料の作成・提供、価格設定の面で改善を求める声も止んではおらず、値ごろ感を打ち出せる小包装形態の製品を求める声もある。

第33回奈良県配置従事者大会
 奈良県家庭薬配置商業協同組合は、第33回配置従事者大会を1月5日に開催した。昨年夏、改正薬事法が成立以降、県下の配置従事者が一堂に会するのは毎年正月恒例のこの大会が初めて。大幅に見直された販売制度に向かって新スタートを切るに相応しい大会となった。

富山県―第29回滑川市薬業従事者大会
 富山県滑川市並びに市薬業会が主催する第29回市薬業従事者大会が1月9日に開催された。中屋一博市長、水野吉晴市薬業会長が改正薬事法対応のために一層の資質向上を求めた。

富山県滑川市薬業青年部―40周年記念事業で車椅子寄贈
 富山県滑川市の市薬業青年部は1月7日に創部40周年記念パーティーを開催。その席上、記念事業として車椅子5台(30万円相当)を市に寄贈した。寄贈した車椅子は、今年6月中旬に同市中心街に開館予定の「市民交流プラザ」で活用されることとなっている。なお当日、記念パーティーに先立ってひらかれた第40回総会において、新部長に若宮和義氏が就任した。



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