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6月トピックスバックナンバ

全配協組織改革に向け会則・部会規約変更
新会長に森政雄氏就任へ、配置部会・日配商は脇本勲氏新任、「法人販社会」代表に榎良純氏
 全国配置家庭薬協会(全配協、佐藤又一会長)理事会、同製薬部会(塩井保彦部会長)並びに配置部会長(青木正義部会長)幹事会、日本配置家庭薬商業組合(日配商、同理事長)理事会が6月22、23日の両日、大阪市北区のホテルグランヴィア大阪でひらかれ、7月11、12日に開催される通常代議員会等へ提出する付議案件を整えた。懸案の全配協組織改革に伴う会則・部会規約改正案を了承、製薬・配置両部会の「自主的活動」の強化と独自の予算設定、配置部会傘下の「法人販社会」新設が確定した。また注目の人事は、佐藤会長の後任に森政雄氏(富山県薬業連合会長)、青木副会長・配置部会長兼日配商理事長の後任には脇本勲氏を新任する線で濃厚。さらに、配置部会に新設の法人販社会代表には、榎良純氏(三洋薬品工業(株)代表取締役会長)の名が挙がっており、トップの陣容も出揃ってきた。なお、佐藤会長は新設の名誉会長に指名されることとなっており、新生全配協の船出に向け、体制が整いつつある。

17年全国配置従事者数統計28,057名
 平成17年12月末現在の医薬品配置販売業および配置従事者数の全国集計がこのほどまとまったが、全国の配置従事者総数は前年同期に比べて864名減の28,057名となった。そのうち配置販売業者数は5,304名で、前年比75名増となったのに対し、配置員数は939名の22,753名。一方、各都道府県が許可している配置販売業数は前年比749件減の11,045件で、そのうち法人数160件減の2,469件となった。

奈良ブランド「天平宝漢」8月26日発売へ―1,800錠入で9,500円
 産官学共同開発による初の奈良ブランド医薬品「天平宝漢(てんぴょうほうがん)」が8月26日から発売されることになった。同製剤は「奈良のくすり」の主薬、ニンジン(人参)やジオウ(地黄)など14種類の生薬を配合した滋養強壮剤。価格(税抜き)は1ビン1,800錠入9,500円。製造販売元は奈良県製薬協同組合

各県協総会―東京・居野家雅郎氏、新潟・槻義則氏、岐阜・河上宗勝氏が会長再任
 6月15日に(社)東京都医薬品配置協会(居野家雅郎会長)の決算総会、同月15日に新潟県医薬品配置協議会(槻義則会長)の定期総会、同月23日に(社)岐阜県医薬品配置協会(河上宗勝会長)の決算総会がそれぞれ開催され、任期満了の役員改選でいずれも現職会長が再任となった。

薬事法改正法案が可決
 医薬品販売制度を見直す薬事法改正法案が6月8日、衆議院本会議で可決・成立され、同14日付けで公布された。施行期日は、公布日から3年以内の政令で定める日で、リスク分類の指定については平成19年4月1日から、都道府県試験に関する規定は公布日から2年以内の政令で定める日―としている。

日配商総代選挙結果が発表
 日本配置家庭薬商業組合(日配商)は、任期満了の役員総代(定数160名)選挙を今年3月に告示していたが、その当選者名簿が5月31日に公表された。確定した総代は42都道府県の149名。

北信越ブロック会総会
 全配協北信越ブロック会は第46回総会を6月6日に開催。総会のメインである各県提出議案の審議では、薬事法改正問題に対し、▼新法に則り資質確認試験に備えた研修制度の充実▼「全配協だより(仮称)」を作成・配布し、改正法の趣旨・内容、全配協の方針などの周知徹底を図る―を決定した。また、任期満了の役員改選で江尻市男会長の再任を決定。

奈良県配置商組総代総会 新理事長に江南陽吾氏
 奈良県家庭薬配置商業協同組合は第57回通常総代総会を5月26日に開催し、任期満了の役員改選で脇本勲理事長が退任し、新理事長に江南陽吾氏が就任した。

奈良県製薬協組・工組総会 森田昌宏理事長を再任
 奈良県製薬協同組合第57回総会、同県製薬工業組合第31回総会は5月24日に開催され、森田昌宏理事長の再任を決定した。なお、同理事長は両組合の理事長を兼任する。

全配青の継続を決定 次期会長には群馬県の荒木揚壱氏
 全国配置薬業青年連合会は第35回ブロック長会議西日本大会を6月8日に開催。会議では、全配青の存続に関し白熱した議論が繰り広げられ、最終的には継続の方向性で決定したが、会議の内容を中心とする今後のあり方が問われる形となった。なお、次期会長には群馬県の荒木揚壱氏が就任する。来年度の開催担当は関東配置薬協議会青年部会。

新副会長に高柳貞夫、中井敏郎氏らを選任−富山県薬業連合会総会
 (社)富山県薬業連合会(会長=森政雄リードケミカル(株)社長)の定時総会が5月31日に富山市の高志会館でひらかれ、任期満了の役員改選では理事互選で、森会長を再任するとともに、副会長を2名増員して10名とし、塩井保彦((株)広貫堂社長)、石黒省造(大協薬品工業(株)会長)、石黒龍太郎(第一薬品工業(株)社長)、本郷博(共栄製薬(株)社長)、槻義則(県薬業配置部会連合会長)、曲淵治(日配商富山県支部長)の6氏を再任したほか、新たに真田秀夫(富山化学工業(株)取締役専務執行役)、高柳貞夫((株)富士薬品会長)、中井敏郎(東亜薬品(株)社長)、中嶋信行(広貫堂家庭薬協同組合理事)の4氏を加えた。また専務理事には堀川謙二常務理事が昇格した。退任した清水昭治専務理事は、県薬業研修センター所長に就任する。

富山県医薬品工業協会が総会−笹山眞治郎会長を再任
 富山県内の医療用医薬品製造企業で組織している富山県医薬品工業協会(会長=笹山眞治郎ダイト(株)社長)は、5月26日に定時総会を開催。役員改選で笹山会長を再任するとともに、副会長に阿部武夫(富山化学工業(株)取締役専務執行役)、中井敏郎(東亜薬品(株)社長)、杉山治(アステラス富山(株)社長)の3氏を再任。新任理事に高柳貞夫氏((株)富士薬品会長)を選任した。事業計画では、とやま治験医療ネットワークの推進などを盛り込んだ。

東亜薬品5月期決算、子会社合わせ売上200億円企業に
 東亜薬品(株)(富山市三郷)の中井敏郎社長は、5月23日に開催した第47回トーアグリーン会ゴルフコンペの表彰式の席上、18年5月期決算概況について子会社の日東メディック鰍ニ合わせ、売上200億円企業となる見込みであることを報告するとともに、今期も積極的な設備投資を行う考えを語った。

富山市薬業貿易振興会が解散
 富山市薬業貿易振興会(塩井保彦会長)は5月25日に開催した総会で、同月31日付で解散し、関係事業の一部を富山県薬業連合会富山支部(石黒龍太郎支部長)に継承することを決めた。同会では、会員企業の減少、さらに調査団派遣など同会と同様の事業が富山薬連でも実施されていることから、富山市単独での事業実施の意義が薄れていることなどを総合的に検討し、同会を解散して富山支部に統合することを決めたもの。

置き薬協会など薬業5団体が第2回資質向上検討委員会
 日本置き薬協会(河上宗勝会長)をはじめとする薬業関係5団体は、第2回目となる薬業界運営基準及び資質向上検討委員会を5月25日、東京都千代田区の全国町村会館で開催した。当日は、ワーキンググループ委員会がまとめた8つの検討テーマに基づき協議を行ったが、改正薬事法の求める内容を効率的かつ効果的なものにするため、薬業5団体が集まり、業界運営のため新しい組織を発足させる必要性があるとの認識で一致した。

東北ブロック総会−会費未納問題等で議論
 全配協東北ブロック会(会長=吉村登喜男秋田県医薬品配置協議会長)の第40回総会が5日25日に福島県会津若松市でひらかれ、会費徴収や新薬事法への対応で意見交換を展開した。会費徴収については法人販社の日配商賦課金等の未納で財政が逼迫する現状を覗かせたほか、業界組織一本化へ向けた取り組みや配置薬議員連盟の活動強化が強く求められた。

研修充実向け意見交換−近畿ブロック
 近畿医薬品配置協議会(会長=上田清太郎兵庫県医薬品配置協議会長)は、第66回定例会議を5月18日に和歌山市で開催。役員改選で上田会長を再任するとともに、議案審議では薬事法改正に伴う登録販売者制度導入を踏まえ、研修充実に向けての活発な意見交換を展開した。また業界組織の一本化に関しては、アウトサイダー解消も含め分裂回避で意見の一致を見たが、日配商の独自性発揮を提唱する発言もあった。

北配青部長に田中鉄彦氏が就任
 (社)北海道医薬品配置協会青年部(北配青)の第16回定期総会が5月10日にひらかれ、役員改選で橋井真部長が退任し、新部長に田中鉄彦氏が就任した。

配置向け経営管理システム「懸場物語」7月リリース−IT支援サービスの広貫堂産業
 広貫堂グループの広貫堂産業(株)(富山市東中野、並川雄二社長)は、配置薬販売向け経営管理システムソフト「懸場物語」を7月から発売する。配置薬製造から直販事業まで展開する広貫堂グループが培ってきた独自のノウハウを盛り込み、また100種類以上の機能の中から必要なものだけを選択して導入するカフェテリア方式を採用し低コストを実現している。
 詳細はhttp://www.koukandou-s.com/



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