もうひとつのおきぐすり
「あー喉が痛い。風邪かな?」

こんな時、あなたはどうします?

うがいをして早めに寝る。薬を飲んで仕事を続ける。医者に行く。暖かい部屋で暖かい
食べ物を食べる。
放っておく。とにかく寝る。など人によって様々だと思います。

風邪は、ライノウイルス、コロナウイルスなどのウイルスが呼吸器に感染して炎症を起
こした状態を指します。
そのウイルスは200種類以上あるといわれています。

その風邪を治す仕組みは、血液中の白血球のリンパ球がウイルス退治を行います。
正確にいうと、リンパ球の中のT細胞とNK細胞がウイルスに感染した細胞を攻撃して
溶解します。

更には、そのT細胞とNK細胞は腫瘍細胞も溶解しています。
正常な細胞は攻撃せずに、ウイルス感染をした細胞と腫瘍細胞のみを攻撃している
のです。

ガンを抑える力と風邪を治す力は、全く同じだということです。
「風邪は万病の元」この言葉はそれを意味しているのかもしれません。

それらの力を「免疫」といいます。
実は、この免疫は経験を積むことにより、学習し強くなっていきます。

例としては、インフルエンザです。感染発症率は圧倒的に15歳未満の子供に多い
です。
理由は、免疫の経験の量です。
リンパ球中のB細胞が抗体を作り出す頻度が、ウイルス感染の回数によって
決まるからです。
だから大人の感染発症率が子供より低いのです。

これは、その他の「風邪」についても同じことがいえると思います。

ここで、今回非常に気になったことがありますので、参考にしてみて下さい。

インフルエンザワクチンです。
今主流の接種ワクチンは、不活化ワクチン(インフルエンザウイルスの死骸)です。

このワクチンを接種すると、血液中に抗体を作り、インフルエンザにかからないように
してくれます。
ところが実際のところは、接種しても発症してしまうことがあります。

ワクチンで血液中の抗体は作れても、ウイルスは気管や鼻などの粘膜から侵入する
為に防御が出来ないからです。
しかし、実は粘膜にも抗体があり、これが出来ている人はその侵入をさえぎることが
出来るのです。

ただし、この抗体はワクチン接種では作られなく、自然感染により作られます。
普通にインフルエンザにかかった人のみがもつ抗体だということです。
しかもこの粘膜抗体は1度作られると30年以上も免疫としてその人を守り続けていきます。

反面、ワクチン接種の抗体は日減りして数ヶ月で消滅していきます。
ワクチン接種で発祥率を下げることは出来ます。しかし、自然感染した場合と異なり、
次の流行に対する免疫を獲得するのは難しいということになります。

このようなことから考え、その他の風邪やガン、アレルギーなどの免疫が関わる病気が
減らないのは、もしかしたら
過剰な医療行為の積み重ねにより、人間の免疫の経験値が減り、それが育っていない
のかもしれません。

「転ばぬ先の杖」よりも、転んだ子供がどう起き上がるのかを、見守ることも少し必要
なのかもしれません。
そうでないと、人間が本来もっている機能がどんどん退化し、設備や薬品が無いと生き
られない身体になってしまうかもしれません。

偏らない食事をし、心地良い目覚めの睡眠を心がけ、生活の中で体を使い、基礎を
作りましょう。
そしてその基礎が免疫を作り、経験を積み、風邪などは自己免疫で治していくように
なります。

今回は、「可愛い子には、旅をさせろ」です。
JowBコンシャルジュ 風見浩でした。それでは又( ´ ▽ ` )ノ
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