「すごいですね。」
「すごいでしょう。」
「主人がどうしても欲しいって」
先日お伺いしたお宅のリビングに、薪ストーブが鎮座していました。
薪を割り、小屋に保管する。薪をくべ火をおこし、火力が弱ってきたら更に、くべる。
ストーブなので、上でいろんなものが焼ける。鋳物のフライパンまである。
考えただけで、手間ひまが掛かり、楽しそうである。
実際にご主人の仕事が増え、ゴロゴロしなくなったそうです。
最近感じることがあります。便利で早く合理的な道具を使うと、虚しさが残ります。
反対に、時間が掛かり、面倒な道具を使うと、充実感と幸せな気持ちが残ります。
いろいろな物が便利で使いやすくなった代わりに、何か大事な物を無くし続けているのかもしれません。
体で考えてみると、
車の移動が重なると、足腰の筋肉を失ってしまいます。
パソコンや電子機器に頼ると、脳が退化し、視力を失ってしまいます。
携帯電話などの通信機を使いすぎると、人と直接コミュニケーションがとれなくなり、神経を失ってしまいます。
特に車などの移動する為の道具の進化は早く、人が体を使わずに生活していけるようになってしまいました。
人は使わないものを退化させる仕組みをもっています。
今、急速に退化させているのが、そう!筋肉です。
それに伴って、膝や腰が痛いと訴える人がすごく多いです。
体は筋肉で支えられています。その支えが無くなってしまい、骨や関節で支えるようになるから、そうなってしまうのです。
医者はそのような患者さんに口をそろえて「運動しなさい」と言います。
でも・・・・・毎日続けることは難しい
何故だか分りますか?
運動をスポーツと考えているからです。
スポーツは、わざわざしないと出来ないですから、長続きは難しいです。
しかし、運動を、生きていく為に必要な動きと考えれば毎日出来ます。
主婦が1日の家事で歩く量は約2,000歩だそうです。
これを活かせば良いのです。
1回で済むことを2回にするだけで4,000歩、3回にすれば6,000歩
そうです。便利にして失った物は少し不便にしてあげれば取り戻せるのです。
ウォーキングをする場所まで車、ジムに運動しに行くのに車、プールに行くのに車
矛盾に気が付けば、失った物は必ず帰ってきます。
生涯自分の力で生きていく為に、いつも動きましょう。
生活の中で仕事を作り、見つけ動くことが大事です。
その為に少しだけ、不便をチャレンジしてみましょう。
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